丹波音頭を知ろう
京都丹波地方 京北発信
丹波音頭を踊る会
京北地域で活動する丹波音頭を踊る会は、江戸時代から地域に残る浄瑠璃くずし丹波音頭の踊りの継承・発展を目指して活動しています
300年以上の歴史ある丹波音頭 このHPでは、この歴史や保存の歩みを紹介します
丹波音頭を踊る会の活動については、下のボタンからHPをご覧ください(次の練習日情報をチェック)
浄瑠璃くずし丹波音頭
「浄瑠璃くずし丹波音頭」について、少しずつ、ご案内をしたいと思います。
「丹波音頭を踊る会」は、丹波音頭の歴史についてまだまだ未熟ですので、
「京北丹波音頭・踊り保存会」監修の上、投稿しています。
さらに詳細がお知りになりたい場合、「丹波音頭を踊る会」HPに連絡先を入れておりますので、そちらからお進みいただくと幸いです。〈丹波音頭を踊る会ホームページhttps://tanbaondo-web.jimdosite.com/〉
多くの方々に、「浄瑠璃くずし丹波音頭」について知っていただきたいです。
◆浄瑠璃くずし、って?
浄瑠璃の、もっとも感動する場面の文句に、節をつけて唄っているのが「丹波音頭」です。その特色から、「浄瑠璃くずし丹波音頭」という名で、受け継がれてきました。
◆浄瑠璃って?
浄瑠璃は、江戸時代初期に、近松門左衛門、竹本義太夫が創作し大変な人気を呼び、芝居で演じられるだけでなく、庶民の習い事としても広まりました。
◆浄瑠璃はなぜ人気を呼んだのでしょうか?
浄瑠璃は、いわゆる「人情もの」。
浄瑠璃は、当時の庶民がその暮らしの中において、感動を覚えることのできた物語だったのです。
当時の庶民の心・生活の中に、浄瑠璃は受け入れられ、庶民は「義太夫」としてそれを習い、習ったそれを皆に聴いてもらったら喜ばれて・・
これが、「浄瑠璃くずし丹波音頭」につながります。
「江戸時代、流行った浄瑠璃の、もっとも感動する場面の文句に節をつけて唄う」
それが、今受け継がれている口丹波の「浄瑠璃くずし丹波音頭」なるものです。
■写真:浄瑠璃集より、名作「仮名手本忠臣蔵」(久保義嗣氏資料
丹波音頭を踊る会の想い
「貧しく、苦しい庶民の生活の中から生まれた丹波音頭はいつか静かに消えていく運命にあるのでしょうか。三百年の歴史の中で幾度も浮き沈みを繰り返しつつ、今日に伝えられて来たのは『人と人とのふれあい、人情の大切さ』がそこにあるからだと思います。いつまでも盆踊りが踊られる町であって欲しいと念願しつつ終わりといたします」
これは、平成25年「ゼミ友の会」に掲載された「京北丹波音頭・踊り保存会」現会長・久保義嗣氏による特別寄稿の最後のくだりです。
最後にあるこの言葉が、わたしたち京北「丹波音頭を踊る会」の、いわば原点となりました。
「いつか静かに消えていく運命」
もしかすれば、丹波音頭は消えていく運命だったかもしれない。
でも、気づく世代もいた。先代からの思いは、確実に、わたしたちに伝わっていると思います。
丹波音頭踊りフェスティバル3
「丹波音頭・踊りフェスティバル」に参加している保存会・愛好会をご紹介したいと思います。
京北丹波音頭・踊り保存会(京都市右京区京北)
美山町丹波音頭・踊り保存会(南丹市美山町)
亀岡丹波音頭保存会(亀岡市)
宍人丹波音頭保存会(南丹市園部町)
京丹波町丹波音頭愛好会(京丹波町・丹波)
神吉音頭保存会(南丹市八木町)
胡麻丹波踊り踊ろう会(南丹市日吉町)
五ケ庄丹波音頭・踊り愛好会(南丹市日吉町)
和知文七踊り保存会(京丹波町・和知)
名田庄文七踊り保存会(福井県おおい町)
丹波音頭の継承と存続を願ってこそ、
地域を超えて開催されている「丹波音頭・踊りフェスティバル」。
たくさんの方々と共に、楽しく明るく元気に、そしてゆるーく優しく。踊りを続けていきたい、みんなで踊ると楽しいよ、意外と。笑
わたしたち京北の「丹波音頭踊る会」が、
これからの京北に丹波音頭を引き継ぎ、残したいと思っている気持ちと、みんなで踊るのはなんだか楽しいよ、っていうご提案
そんな気持ちを込めて、「丹波音頭・踊りフェスティバル」についてのご案内は、今回でいったんおしまいにします。
~老いも若きも輪になって丹波音頭を踊りましょう~(丹波音頭:枕詞)
丹波音頭踊りフェスティバル2
2004年8月の第1回目「丹波音頭・踊りフェスティバル」は、京北町立周山中学校の体育館で開催されました。
今、京北は京都市右京区となり、2005年4月1日に「京北町」という町は消滅し、そして、2020年京都京北小中学校という小中一貫校が生まれ、周山中学校という学校はなくなりました。
今は無い「周山中学校」が、丹波音頭・踊りフェスティバル第1回目の開催地だったのです。
その京北、そして美山町、亀岡市、園部町、京丹波町、八木町、日吉町、和知町の保存会が、会場の設営、準備等の「お当番」を、順番に地域持ち回りで引き受けます。開催地は、その年の当番保存会の在る地域になります。
京北丹波音頭保存会は、過去2回、開催当番を受け持たれました。次は第16回目、それが、京北の3回目の当番となります。
「丹波音頭を踊る会」が目標にしているのは、京北が当番になる第16回丹波音頭・踊りフェスティバルです。
コロナ禍による延期が続いていますが、次の夏こそ、この第16回目の開催が叶いますように、心から願っております。
~老いも若きも輪になって丹波音頭を踊りましょう~(丹波音頭:枕詞)
丹波音頭踊りフェスティバル
「丹波音頭・踊りフェスティバル」について、少しずつ、皆さまにご案内しようと思います。
丹波音頭・踊りフェスティバルは、
平成16年8月28日(2004年8月28日)に、第1回目が開催されました。
京北町(現:右京区京北地域)、美山町(現:南丹市)、亀岡市、園部町(現:南丹市)、丹波町(現:京丹波町)、八木町(現:南丹市)、日吉町(現:南丹市)、和知町(現:京丹波町)、福井県名田庄村(現:福井県おおい町)が、それぞれの地域の保存会による音頭、踊りを披露、そして、皆で大きな輪を作って音頭をとり踊る、という、丹波音頭に特化された大きなイベントです。
第15回開催まで続いてきたこのフェスティバル、ですが、新型コロナウイルス感染拡大から第16回の2020年開催は延期しています。
コロナ禍による延期となっていますが、次の夏こそ、この第16回目の開催が叶いますように、心から願っております。
京北地域の丹波音頭踊り
毎年、京北地域内の旧学区の夏まつりや京北夏まつり(8月16日)で踊られています